今日のみ言葉【No.3690】(2025年 7月24日)「第五の災害」
主は、また、時を定めて仰せられた、「あす、主はこのことを国に行うであろう」。
(出エジプト記9:5)
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口蹄疫や鳥インフルエンザなど、家畜の疫病は現代の日本でも起こっており、大量の殺処分が行われたことは記憶に新しいところです。
育ててきた農家の方々の落胆は計り知れず、経済的損失も非常に大きなものでした。
自然災害としての疫病は確かに存在しますが、出エジプト記に記されている疫病は、神が明確に下された災いとして描かれています。
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エジプトに下された5番目の災いは、家畜の疫病でした。
この疫病が神によるものであることを明確に示すため、特徴的な2つの要素が宣言されています。
1つ目は、
「主はイスラエルの家畜と、エジプトの家畜を区別され」
(出エジプト記9:4)
ということです。
疫病に倒れるのはエジプトの家畜だけで、イスラエル人の持つ家畜は一頭も死なないという、明確な区別がなされるのです。
2つ目は、
「主は、また、時を定めて」
(出エジプト記9:5)
ということです。
神は疫病が発生する時を指定なさいました。
自然現象ではありえない、明確なタイミングで発症することにより、これは神の御手によるものであると誰もが認めざるを得ませんでした。
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ところで、この災いは避けられないものではありませんでした。
パロが悔い改め、心を変えて、イスラエルの民を解放すれば、家畜の大量死という悲劇は起こらなかったのです。
神が与える災害は防ぐことができたはずです。
なぜなら、神は厳しい御方ですが、愛の神でもあるからです。
それが、
「あす、主はこのことを国に行うであろう」。
(出エジプト記9:5)
という箇所に現れています。
明日という期限を切っているということは、悔い改めなければ容赦なく災いを下すということでもありますが、その間の猶予期間が与えられているということでもあります。
これは神のあわれみです。
旧約聖書では、神の裁きが下される前、神はノアに箱舟を作らせ、大洪水の到来を人々に知らせる猶予期間を設けました。
神は、時間をかけて人々の悔い改めを待っておられたのです。
新約聖書においてはこのように書かれています。
「ある人々がおそいと思っているように、主は約束の実行をおそくしておられるのではない。ただ、ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ることを望み、あなたがたに対してながく忍耐しておられるのである」
(第2ペテロ3:9)
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この神の愛に応え、悔い改めて神に従うなら、災いを避けることができ、救いに入ることができます。
しかし、パロはこの時も心をかたくなにし、自ら災いを呼び込んでしまいました。
「パロは人をつかわして見させたが、イスラエルの家畜は一頭も死んでいなかった」
(出エジプト記9:7)
とあるように、彼はモーセの言うとおりになった現実を知ります。
しかし、それでも
「パロの心はかたくなで、民を去らせなかった」
(出エジプト記9:7)
のです。
為政者の判断次第で、災いを防ぐか、招くかが決まります。
パロの選択は、続けて災いを呼び込むことになります。
これは本当にイスラエルの民を解放するまで続きます。
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悔い改めは早いほうが良いのです。
今日、神に示されたら、すぐ悔い改め、神に方向転換する選択をして参りましょう。
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