今日のみ言葉【No.3551】(2025年 1月22日)「パロと助産婦たち(2)」
それで神は助産婦たちに恵みをほどこされた。そして民はふえ、非常に強くなった。
(出エジプト記1:20)
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アメリカには「エンジェル投資家」と言われる人たちがいます。
エンジェル(天使)という言葉から連想できるように、革新的なアイディアを持っている起業家たちに、その夢を実現させるための資金を提供する人たちです。
彼らはこの投資で全部の企業から収益を得ようとは考えていません。
10のうち9つが失敗しても、その内の1つが成功し、そこから見返りを受ければ良いという考えなのです。
GoogleもFacebookもTwitterも、このエンジェル投資家の援助を受けて起こされた企業です。
さて、神は、私たちの人生に豊かさを与え、成長を促すだけでなく、永遠の命へと導いてくださる御方です。
これは、エンジェル投資家が提供する一時的な利益とは比べものにならない、永遠の価値を持つものです。
神は無限の恵みを注がれる御方なのです。
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神を恐れる者には、必ず恵みが伴います。
「わたしの生きているかぎりは必ず恵みといつくしみとが伴うでしょう」
(詩篇23:6)
との神の約束があるからです。
助産婦たちは神を恐れ、パロの命令に従いませんでした。
その結果、どうなったでしょう?
聖書は恵みが注がれたと記しています。
まず、神を恐れる者が一人いることで、その周囲の人々が祝福されます。
それは、
「地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」
(創世記12:3)
とのアブラハム契約が履行されるからです。
これによって、
「そして民はふえ、非常に強くなった」
(出エジプト記1:20)
となりました。
これは外部に対する恵みの表れです。
内部の恵みは、神を恐れる助産婦たち自身も恵まれるということです。
「助産婦たちは神をおそれたので、神は彼女たちの家を栄えさせられた」
(出エジプト記1:21)
具体的なことは書かれていませんが、彼女らの生活が豊かになり、特に、助産婦たち自身にも子供が生まれたということが考えられます。
家族に対する祝福が与えられるのが内側への恵みです。
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しかし、この神の恵みには目的があります。
いたずらに恵みを消費し尽くして終わるのではなく、神は人類救済の目的を持っておられ、そのためにこの恵みがあったのです。
それはモーセの誕生です。
パロは、
「ヘブルびとに男の子が生れたならば、みなナイル川に投げこめ。しかし女の子はみな生かしておけ」
(出エジプト記1:22)
という、さらに厳しい命令を下し、エジプト全国民がヘブル人を見張るスパイ状態になってしまいました。
その厳しい環境の中で、イスラエルの民をエジプトから脱出させる将来のリーダーであるモーセが誕生できたのは、この恵みがあったおかげです。
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人生では「めでたし、めでたし」で終わらず、次々と試練が襲ってきて恵みが無駄に終わったかのように感じる時があります。
しかし、神は恵みを与え、そこで人々に救いを与えるわざを実行しておられるのです。
自分の見方に頼らず、視界を広げて、神の視点で見る生き方を心がけて参りましょう。
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