今日のみ言葉【No.3538】(2025年 1月 6日)「生活の処方箋(198)『聞く人』」
愛する兄弟たちよ。このことを知っておきなさい。人はすべて、聞くに早く、語るにおそく、怒るにおそくあるべきである。
(ヤコブ1:19)
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人間関係を豊かにする唯一の秘密は、人の語ることに耳を傾ける能力です。
この能力は誰でも身につけることができ、終わりなく成長できます。
これに勝る宝はありません。
「経営の神様」と言われた松下幸之助氏が、次期のリーダーを選ぶ時、並み居る中から山下俊彦氏を選びました。
あまりの意外性に「山下跳び」という言葉が生まれたほどです。
松下さんに、
「なぜ、山下さんを選んだのですから」
と伺うと、
「あの人はよく人の話を聞く人です」
と言われました。
「その他に」
と、何か特別なことを期待して聞いた記者に、
「それ以外に、何が必要ですかねえ…」
と、松下氏は答えられたのです。
神様は、口を1つ、耳を2つ下さったのですから、お互いに語ることの2倍は聞こうとしたら、どんなに素敵な世の中となることでしょうか。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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私はロサンゼルスで生活していた時、現地の方から、
「もし、『パン!』という乾いた音(銃声)が聞こえたら、道端でもスーパーでも、すぐ伏せなさい」
と教わりました。
その時、目の前に
“Down! Get down!"(伏せろ!)
と書かれた紙を見せられたとしても、人はすぐには行動に移せません。
「何のことだろう?」
と一瞬考えてしまうからです。
しかし、音声で
“Down! Get down!"(伏せろ!)
と聞いた場合ならどうでしょう。
たとえ意味がわからなくても、身体は反射的に伏しています。
人は、目からの情報よりも耳からの情報、つまり「聞く」方が行動に移しやすいのです。
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聖書はこう語ります。
「人はすべて、聞くに早く、語るにおそく、怒るにおそくあるべきである」
(ヤコブ1:19)
良きことを素早く行動に移すためにも、聞く耳を持った「聞く人」として今年も生きて参りましょう。
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