今日のみ言葉【No.3488】(2024年10月29日)「払うべき犠牲を計算せよ(2)」
また、どんな王でも、ほかの王と戦いを交えるために出て行く場合には、まず座して、こちらの一万人をもって、二万人を率いて向かって来る敵に対抗できるかどうか、考えて見ないだろうか。
(ルカ14:31)
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救いは無代価で与えられ、キリストを信じたら、後は何をしなくても天国に行けます。
災害の被災者が、救助隊から配られるお弁当をタダで食べられるのと同じです。
しかし、弟子となりたい人は損をさせられます。
ボランティアが現地でお弁当を支給されるはずはありません。
自分で自分の食事を用意し、犠牲を払って与えるために行くのです。
これが一般のクリスチャンと弟子となって献身するクリスチャンとの違いです。
どちらを生きても天国に行けます。
どちらが良くてどちらが悪いということではありません。
ただし、弟子となってキリストに従っていきたいと願うなら、自分にその素養があるか、能力があるかを確かめ、できる見込みの範囲内で弟子となりなさいとイエス様は伝えています。
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今日の聖書箇所は、戦争のたとえ話です。
2万人対1万人。
こちら側1人に対して相手側2人。
単純に二人の兵士に前後から挟まれたと考えたら、勝ち目はありません。
勝つ見込みがないのに戦争を始める愚を犯さないように、というのがこの話のポイントです。
実はこの話の背景に、ヘロデ・アンティパスの敗戦があります。
彼は自分の異母兄弟ヘロデ・ピリポの妻ヘロデヤと恋仲になり、ピリポと離婚させ、ヘロデヤを妻にしました。
自分も今までの妻と離婚。
彼女はアラビアの実家に帰りました。
実家と言っても、そこはアラビアのアレタ王の家です。
アレタ王は娘婿の自分勝手な姦淫が原因で娘が離縁されたことに立腹し、戦争となりました。
ヘロデ・アンティパスは大敗し、このアラビア戦争がきっかけとなり、彼の勢いは衰退し、没落していきます。
当時の聴衆は、このことが頭にあったので、イエス様の話を「なるほど」と聞けたのです。
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「それと同じように、あなたがたのうちで、自分の財産をことごとく捨て切るものでなくては、わたしの弟子となることはできない」
(ルカ14:33)
キリストの弟子は犠牲を払ってなるものです。
勝利の見込みがあるかどうか自分自身を吟味し、中途半端な態度で霊の戦いに参加してはいけないことをイエス様は語っています。
あなたはキリストの弟子として生きていきたいですか?
もしそうなら、途中で難破し、破船しないように、自分の限界をよく見極め、痛みと損を引き受けて参りましょう。
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