今日のみ言葉【No.1727】(2018年 4月11日)「 神の祝福を受けるための訓練(3)」

さてイエスはそこから進んで行かれ、マタイという人が収税所にすわっているのを見て、「わたしに従ってきなさい」と言われた。すると彼は立ちあがって、イエスに従った。
(マタイ9:9)

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宇宙に出ると無重力状態になるので、宇宙飛行士たちは筋力を失わないように船内でトレーニングをします。

ところが、どんなに筋力トレーニングをしても地球に帰還した直後は立つことすらできず、むしろ老化としか取れないような衰えが進んでいます。

アメリカ航空宇宙局「NASA(ナサ)」の研究の結果、それは耳の奥にある耳石(じせき)という重力を感知する器官のせいだとわかりました。

耳石は重力をキャッチするとそれを脳に信号として送りますが、無重力状態ではフワフワ浮いたままになっていて信号は途絶えます。

脳は体の傾きを知ることができませんので、筋肉に指令を出すことができません。

ですから、宇宙では地上の10倍老化が進むのだそうです。

そしてなんと、地球上でも座りっぱなしで動かないでいると同じ現象が起きて、運動能力は衰え、老化が進みます。

解決方法は簡単。立ち上がることです。

30分毎に1度立って耳石に重力を感知させるのが一番効率的なのだそうです。

立ち上がること。

これがあなたの人生を決めます。

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聖書の中の人物で、座っていたのが取税人マタイでした。

集めた金勘定をするために座りっぱなしでいれば、彼はきっと経済的に安楽な一生を送れたと思われます。

しかし、心から満足して生きていけたかどうかは疑問です。

同胞のイスラエルの民からは取税人はローマ帝国側の人間として嫌われていたからです。

そのマタイにイエス様が目を注がれました。

「さてイエスはそこから進んで行かれ、マタイという人が収税所にすわっているのを見て」

そして彼に呼びかけられました。

「わたしに従ってきなさい」

この弟子の召命、献身の招きに対して対照的な2つの反応があります。

(1)座りっぱなし
今までの生活を続けることを意味します。自分の人生は自分のもの。誰にも明け渡さず、自分の価値観を守りぬきます。

(2)立ち上がる
今の生活をその場で捨てることを意味します。この人生を神に明け渡し、神の御心のために使っていただくという新しい人生を送る決断です。

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後にマタイによる福音書の記者となるマタイは、イエス様に従う選択をし、立ち上がりました。

「すると彼は立ちあがって、イエスに従った」
(マタイ9:9)

神の祝福を受ける一番の秘訣は従うことですが、具体的行動の一つは、この「立ち上がる」です。

その場でスッと立って行動すること。腰が軽いこと。

様々なイメージがありますが、その内容は次回、土曜日に譲ります。

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今日、どこかで一度立ち上がる。

その決心と行動があなたの心も体も、そして将来をも変えていきます。

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