今日のみ言葉【No.941】(2014年11月26日)
主はおのれを恐れる者に食物を与え、その契約をとこしえに心にとめられる。
(詩篇111:5)
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私が生まれた昭和35年、大卒最優秀者はこぞって石炭会社に就職しました。
「炭鉱関係に就職していれば食いっぱぐれはない」と言われていたのです。
しかしその後、時代は一気に石油に移行し、石炭産業は衰退しました。
私の大学卒業時、企業から引く手あまただったのは経済学部の学生でした。
しかしその後、バブル崩壊、リーマンショック、デフレ、円高・円安等で大変な時代を生きているように見えます。
私ですか?
私はただ
「主はわたしの牧者であって、わたしには乏しいことがない。」
(詩篇23:1)
の御言葉の真実を味わされ、生かされています。
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「主はおのれを恐れる者に食物を与え、」
(詩篇111:5)
とある通り、神が養ってくださるのは、神ご自身を恐れる者たちです。
ただしこれは時代劇にあるような「山の神様のたたりがあるぞ!」というような恐れではありません。
聖書に書いてある律法を守って正しく生きようとしてもそうできない自分の弱さを知っていることがまず必要です。
にもかかわらず、「そうせよ」と、とことんまで追究される義の神の存在をも知らなければなりません。
「汝の敵を愛せよ」
という神の要求を満たすことができないのに、神はそれを要求される…。
ただ神の憐れみにすがる他なく、恐る恐る神の御前に出ざるを得ない自分…。
これが「主を恐れる者」なのです。
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新約聖書でイエス様はパリサイ人と取税人の祈りの話をされています。
パリサイ人は自分の行なっている行為を誇り、
「この取税人のような人間でもないことを感謝します。」
と祈りました。
片や取税人はと言えば、
「遠く離れて立ち、目を天にむけようともしないで、胸を打ちながら言った、『神様、罪人のわたしをおゆるしください』」
(ルカ18:13)
イエス様は厳かに宣言なさいます。
「あなたがたに言っておく。神に義とされて自分の家に帰ったのは、この取税人であって、あのパリサイ人ではなかった。」
(ルカ18:14)
聖書が示す正しい道とは、自分の行いでもって神の前に正当性を主張する生き方ではありません。
神が私たちの身代わりにひとり子イエス・キリストを十字架につけ、罪を帳消しにして下さり、そのことを信じる者を義として下さる。
これをまるごとそのまま信じる者、いえ、信じなければ生きていけない者が、
「主はおのれを恐れる者に食物を与え、その契約をとこしえに心にとめられる。」
(詩篇111:5)
のお約束をそのまま生きる人生を送ることが出来るのです。
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今日も神を恐れ、「食べていける」恵みを感謝する一日を送って参りましょう。
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