今日のみ言葉【No.3333】(2024年 4月11日)「ユダの物語(5)」
ユダはタマルによるパレスとザラとの父
(マタイ1:3)
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新約聖書を初めて読む人が面食らうことがあります。
カタカナの名前の序列で始まっているからです。
初心者の人が読みやすいようには編集されていません。
まったく無味乾燥に見える家系図の中に、実は神の赦しの恵みが込められています。
その一つがタマルです。
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ユダの物語は、カナン人との接触がユダを堕落の道へと導いたことを示しています。
ヤコブ一族が約束の地カナンからエジプトへと移住させられた理由がここにあります。
神は彼らを堕落から守ろうとしたのです。
そこにユダの物語がヨセフの物語の中に挿入されている意味があります。
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また、ここで特筆すべきことは、タマルという罪深い女性が、イエス・キリストの家系の中に隠蔽されることなく記録されているということです。
「ユダはタマルによるパレスとザラとの父」
(マタイ1:3)
タマルは、自分の身を守るためには手段を選ばず、したたかに生きた女です。
その罪の行いは創世記38章で見てきたばかりです。
しかし、マタイによる福音書の著者マタイは、タマルの存在を抹殺させず、むしろ、
「この人がいなかったら救い主は誕生しなかったのですよ」
とばかりに登場させています。
ただし、ユダとタマルの罪の行いを肯定しているわけではありません。
そのような人間の罪の行いにかかわらず、むしろそれを神様はあたかも事前に計画していた如く用いられて、救いを達成されるのです。
人の世の出来事は、それだけを見ていては救いが見えないことがありますが、長い目で見て、神様の大きな愛の働きがあることが見えてくるのではないでしょうか。
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完成された図があることを信じ、今日の未完成の図に取り組んで参りましょう。
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