今日のみ言葉【No.3293】(2024年 2月22日)「ヨセフとその家族関係(1)」
ヨセフは十七歳の時、兄弟たちと共に羊の群れを飼っていた。彼はまだ子供で、父の妻たちビルハとジルパとの子らと共にいたが、ヨセフは彼らの悪いうわさを父に告げた。
(創世記37:2)
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生活が不安定な時代は出生数が増え、安定すると出生数が減り、人口が減少します。
ですから、人口が爆発的に増えている国でも、国内が安定すると子供が生まれる数は減ります。
これはどの時代、どの民族でも同じです。
ヤコブは子宝に恵まれ、11番目の子がヨセフでした。
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創世記37章からはこのヨセフが中心となってストーリーが展開されます。
ヨセフはどのような人だったのでしょうか?
彼が17歳の時の様子は、
「兄弟たちと共に羊の群れを飼っていた。彼はまだ子供で」
(創世記37:2)
と記されています。
また、まだ世の中の悪を知らず、人間関係のしがらみから遠ざけられて育てられていたことが次の文章から推察できます。
「父の妻たちビルハとジルパとの子らと共にいた」
(創世記37:2)
父ヤコブは、わざとレアの子らとはいさせなかったようです。
もう一つ、ヨセフは正義感が強かったことがうかがえます。
「ヨセフは彼らの悪いうわさを父に告げた」
(創世記37:2)
正直で正義感が強いので、兄たちの不正を見逃すことができなかったのでしょう。
しかし、まだ堂々と正面切って兄たちに言うことはできませんでした。
そこでお父さんに告げたわけで、当然父は何らかの形で兄たちに注意をしたり処分をします。
彼らは
「ヨセフが告げ口をしたからだ」
とわかりますから、ヨセフに恨みを持ち、これが後の大事件へとつながります。
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イエス様は、
「わたしがあなたがたをつかわすのは、羊をおおかみの中に送るようなものである。だから、へびのように賢く、はとのように素直であれ」
(マタイ10:16)
と弟子たちに言われましたが、ヨセフはまだ子供だったので、素直ではあっても賢さの面ではこれからだったわけです。
彼の「思ったことをそのまま言う」素直さが、「配慮なくズケズケと物を言う」という裏目に出て、ヨセフは大変な思いをすることになりますが、神はそのことをも用いて、大いなるご計画を進められます。
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ヨセフの物語を通して神のご計画を見て参りましょう。
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