今日のみ言葉【No.3236】(2023年12月 1日)「偽善を警戒せよ(2)」
おおいかぶされたもので、現れてこないものはなく、隠れているもので、知られてこないものはない。だから、あなたがたが暗やみで言ったことは、なんでもみな明るみで聞かれ、密室で耳にささやいたことは、屋根の上で言いひろめられるであろう。
(ルカ12:2-3)
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山形県の田舎に行くと、高所に設置されたスピーカーから町内一斉放送が流れます。
時報の音楽であったり、時には
「○○地区の94歳の△△さんが今朝出かけたきり姿が見えません。お心当たりの方は…」
という人捜しのアナウンスが流れることもあります
高い所で叫ぶことが情報伝達の手段だったことは、古代イスラエルでも変わりません。
今日はそのような箇所です。
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聖書を読む時には文脈を意識して読むことが必要です。
そうでないと、この箇所を単独に取り上げて間違った解釈をする人が出てきます。
たとえば、
「おおいかぶされたもので、現れてこないものはなく、隠れているもので、知られてこないものはない」
(ルカ12:2)
は、
「いつか私が隠していた罪が神様によってあばかれるのだ。恐ろしい」
などという神の聖いご性質とはかけ離れた解釈をしてしまう危険性があります。
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ここではまずパリサイ人のパン種の話をしています。
悪いもの、つまりパン種は、たとえ小さくても全体を大きく膨らませます。
そうであるなら、良いもの、つまり神の国の福音は、たとえ今小さくても、やがて全世界に広まっていくという流れなのです。
ですから、今日の聖句は、あなたのプライバシーが保護されずに、公衆の面前で明らかにされるということではありません。
文脈に沿った解釈は、恐れずに伝道しなさいということです。
そうすると、
「おおいかぶされたもので、現れてこないものはなく、隠れているもので、知られてこないものはない」
(ルカ12:2)
と聞くと、今度は勇気が湧いてくるのを感じられるはずです。
「たとえ今、私たちの教会は小さくても、やがてこの福音を聞く場は世の中に大きく現れていくのだ」
という思いになるからです。
そうなれば、
「だから、あなたがたが暗やみで言ったことは、なんでもみな明るみで聞かれ、密室で耳にささやいたことは、屋根の上で言いひろめられるであろう」
(ルカ12:3)
は、秘密が暴かれることではなく、躍進する伝道活動のことだと理解できます。
文脈を意識し、今この箇所はどのような流れの中で語られているのかを気にとめながら聖書を読んでいくと、命あるメッセージが伝わってくるのです。
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神はあなたが今日生き生きと生きることを望んでおられます。
顔を上に上げ、天の方角を見ながら歩む一日として参りましょう。
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