今日のみ言葉【No.2536】(2021年 5月15日)「前の雨と後の雨」
だから、兄弟たちよ。主の来臨の時まで耐え忍びなさい。見よ、農夫は、地の尊い実りを、前の雨と後の雨とがあるまで、耐え忍んで待っている。
(ヤコブ5:7)
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イスラエル聖地旅行で入国した11月初旬、空港の外は雨でした。
旅行中に雨ではスケジュールに制限が加わるでしょう。
私は先行きに不安を覚えました。
ところが、現地の人達は雨が降ったと喜んでいます。
4月から10月までの長い乾季が終わったからです。
この「秋の雨」が降ったことで、固くなっていた地が柔らかくなり、耕して種を蒔けるようになります。
そして、春の収穫時期の前に、穀物を十分に実らせるための「春の雨」が降ります。
これが聖書の言う「前の雨と後の雨」です。
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信仰とはこの「前の雨と後の雨」があると信じて先行投資をするようなものです。
イスラエルの農夫は、
「雨が本当に降るかわからないから、種の準備はしないでおこう」
などとは考えません。
雨が降ってからでは遅すぎます。
前の雨は降るもの、と信じてカラカラの干天の時期に種まきの準備をしておくのです。
そして、後の雨が降るものと信じて、収穫ができるかどうかの心配をせずに、実った後の段取りを考えます。
それは子育てでも同じです。
将来本当に実を結ぶのか確かな保証はないにもかかわらず、親は子どもの教育に「先行投資」をし、自分ができることすべてを行います。
結果の保証を得る前に努力すること。
これが信仰の生き方なのです。
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ヤコブの手紙では、イエス・キリストの来臨を前の雨と後の雨にたとえています。
前の雨と後の雨は必ずあるというのがイスラエルの常識です。
そう信じて種まきや収穫の準備をするなら、それと同じくらいの確かさで再臨の準備をしなさいということです。
ヤコブは、今なすべきことは
「だから、兄弟たちよ。主の来臨の時まで耐え忍びなさい」
(ヤコブ5:7)
と言っています。
秋の雨と春の雨は大雨になります。
普段の雨とは全く違う、天来の恵みの大雨が降る時が必ず来るのだから、それに合わせて今は希望を失わないで耐え忍ぶ時なのです。
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種まきができ、大収穫が得られる時が必ずやって来ます。
そのことを信じ、努力を傾ける今日として参りましょう。
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