今日のみ言葉【No.2143】(2019年11月13日)「神はわがやぐら」
神はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである。
(詩篇46:1)
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来月1日から運転中に携帯電話を操作するいわゆる「ながらスマホ」が厳罰化され、反則金や点数が3倍となり、即免停となるケースもあります。
警察庁のデータによると、カーナビ等を注視している時に事故が多発し、携帯電話使用中の場合の死亡率は約2倍です。
(https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/keitai/info.html)
これでは厳罰化もやむなしと言えます。
ちなみに「ながら」の厳罰化はスマホだけでなく、運転中のカーナビの注視や操作も含まれます。
「えー!スマホがダメなのはわかりますが、ナビはいいんじゃないですか?」
という自己基準は通りません。
聖書を通して世界を見る時、神の基準に合った時に調和ある世界を生き、そうでない時には呪いを刈り取ることがわかります。
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今日の聖句である
「神はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである」
(詩篇46:1)
を読んだ時に、「本当にそうだ!」と思う人と「本当にそうか?」と思う人の二手に分れるはずです。
自己基準に合わせる人と、神の基準に合わせる人との違いです。
自分の悩みは一切解決せず、神に願っても何の音沙汰も感じられない人もいれば、祈ると平安に包まれ、元気を回復し、顔と顔を見合わせるような神の臨在を感じる人もいます。
ちなみに私は後者ではなく前者であることのほうが多いです。
「神が愛ならこうあるべきだ」という自分独自の考えに執着しているからです。
そうすると、他の人の祈りは答えられているのに、自分が祈ったことはことごとくかなえられず、神など宇宙の彼方にもいないほど遠く感じられます。
その時の私は、イエス様の十字架の隣で罵った罪人となっているのです。
「十字架にかけられた犯罪人のひとりが、『あなたはキリストではないか。それなら、自分を救い、またわれわれも救ってみよ』と、イエスに悪口を言いつづけた」
(ルカ23:39)
彼の「今すぐ十字架から下ろして私を助けよ」という願いはかなえられません。
それは「ながらスマホ運転をしていたが、見逃せ」と警察官に言うようなものです。
しかしもう一人の犯罪人は、
「お互は自分のやった事のむくいを受けているのだから、こうなったのは当然だ」
(ルカ23:41)
と自分の罪を認め、
「イエスよ、あなたが御国の権威をもっておいでになる時には、わたしを思い出してください」
(ルカ23:42)
と願いました。
イエス様の答は、
「よく言っておくが、あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」
(ルカ23:43)
という天国の確約でした。
まさに
「神はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである」
(詩篇46:1)
の御言葉通りです。
自分の思いを通そうとするところでは、神の御言葉はあなたの力になりません。
しかし、あなたが神の御心の場に進んだ時から、神はあなたの力となって下さるのです。
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世にうつ病持ちの方はたくさんいらっしゃいますが、宗教改革者のマルチン・ルターは間違いなくうつ的症状を抱えた人だったと言われています。
一つのエピソードとして、奥さんが黒い喪服を着て現れた時の話があります。
ルターは妻の姿を見て驚き、
「誰か死んだのか?」
と尋ねると、奥さんが
「あなたが朝から暗い顔をしているので、私はそれにふさわしく喪服を着ました」
と言うのです。
これは彼女が考え出した夫に対するショック療法だったようです。
ルターははたと自分の姿に気がつき、元気を取り戻したそうです。
そんなルターが宗教改革の指導者としてあの激動の時代を生きたとは考えにくいのですが、事実、彼はやり遂げました。
ルターは今日の詩篇第46篇1節の御言葉から、有名な「神はわがやぐら」(讃美歌267番)という讃美歌を作りました。
神の御心を生きる人には、神がルターと共にあって宗教改革を導かれたように、神が共にいて下さり、
「神はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである」
(詩篇46:1)
という人生を体験させて下さるのです。
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聖書を通して神の御心を知り、祈りを通して神と波長を合わせ、神の助けを味わう今日として参りましょう。
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