今日のみ言葉【No.1929】(2019年 1月29日)「ゲネサレでの癒し(2)」
2019年1月29日
そしてさわった者は皆いやされた。
(マルコ6:56)
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20代の頃、ある大きなクリスチャンの聖会があり、38度の熱を押して出かけました。
「きっとあそこに行って祈れば熱は下がる。癒される」
と信じたのでしたが、神の癒しは起きませんでした。
「あんなに祈ったのに癒されないなんて、聖会に行った意味がないじゃないか」
と私は内心不満でいっぱいでした。
帰って来てすぐ医者に行ったら、「溶連菌ですね」と言われ、抗生物質を飲んで3日でケロッと治りました。
祈っても癒されないことがある。むしろ医者に行くことのほうが正解だった。
これは私にとって大きな教訓となりました。
福音書の記者に医者であるルカが選ばれたのは、信仰と医療のバランスを取るための天の配剤だと思わされます。
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ガリラヤ湖畔のゲネサレで人々が病人をイエス様のもとに連れてきたのは大変良いことだと前回述べました。
しかし、彼らの問題点は、「癒し」を求めて「神」を求めていはいなかったということです。
この点は私と同じです。
神を第一に求めて癒しは二の次なら、癒されないままでその聖会を終えても感謝があります。
このままの姿で救われているという霊的恵みさえ受ければそれで十分なはずなのです。
ゲネサレの人々は霊的救いという本質の部分は見えず、肉体の癒しという面だけが見えていました。
幸い神のあわれみによって
「そしてさわった者は皆いやされた」
(マルコ6:56)
という結果になりましたが、もし癒されていなかったら、人々の心はイエス様から離れていったことでしょう。
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では、クリスチャンが病気になった時に取るべき正しい態度とはどのようなものでしょうか?
信仰は心の問題だから病気になったら医学だけに頼るのが良いのか、あるいは、信仰のみで行くと強く心に決めて医学を否定するのか…。
まず、現代の医学も神の恩恵であるとする心がけが大切です。
そして、自分なり家族なりが病気になったら、いたずらに不安がらずに、いつものように神に癒しを求める祈りをするのです。
次に、あなたが信頼できる医者のところに行き、診断を受け、その指示に従うようにすることです。
最後に、神が全てを最善にしてくださると信じ、神が定めるしばらくの間、忍耐を養わなければなりません。
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そうするとどのようなことが起きるのでしょうか?
まず、病の原因がわかります。
そして治療が進む過程で、この病を通してでなければ学ぶことができなかった多くの真理や生活の知恵、人間の心情が神によって教えられます。
こうなると、もはやその病気が癒されても癒されなくても感謝が湧いてくるようになります。
このようにして、病気や怪我そのもの、その経過、それにまつわる将来の様々な問題や不安など、一切を神にゆだねるなら、あなたは既に病気を克服し、正しく癒されたということができます。
後になればその病すらも感謝できるようになる。
これは神に信頼を置くクリスチャンの特権であり恵みです。
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まずイエス様の「上着のすそ」を握りしめるところから、今日の一日を導いていただきましょう。
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