今日のみ言葉【No.1706】(2018年 2月17日)「 和解の務め」
神はキリストによって、わたしたちをご自分に和解させ、かつ和解の務をわたしたちに授けて下さった。
(第2コリント5:18)
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私は家内から「あなたは隠す天才ね」と言われています。
秘密を持っているというのではなく、散らかっている物を限られたスペースに丁度良く収め、しかも見えない角度になるように配置するという3次元把握能力を発揮するからです。
しかしこの能力は神の前では出しません。
神の前では全てを白日の下に晒し、オープンにしているので何も隠す必要がないからです。
自分の罪や至らなさを明らかにして、それが責められるなら隠すでしょうが、全てゆるされているので安心して堂々とそのまま見せられるのです。
神と和解しているとはこういうことです。
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教会は和解の務めを担っています。
しかし、いきなり仲の悪い人同士を連れてきて強制的に仲直りさせようとする場ではありません。
神と自分との間の和解を成り立たせ、それを体験する場なのです。
「神はキリストによって、わたしたちをご自分に和解させ、かつ和解の務をわたしたちに授けて下さった」
(第2コリント5:18)
神との和解のためには罪を処理しなければなりませんが、それには代償として命が要求されます。
人間はそれを支払うことができません。
しかし、神が、ご自分のひとり子であるイエス・キリストの命を差し出して下さいました。
キリストが十字架の上で死に、命を捧げたことが自分の罪の支払いであったと信じるなら、神との和解は成立します。
それ以降は何のわだかまりもなく神は私たちと付き合ってくださいます。
そして、この和解を他者に及ぼすという高貴な務めを私たちにゆだねられました。
その人生には限りない充実感と幸福感が伴います。
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私はお子さんの問題で相談をお受けし、お話を聞かせていただく機会がありますが、
「神はこの方々との間に和解をもたらそうとして、この問題が起こるのを待っておられれたのではないか」
と思うことがよくあります。
お子さんの問題なので、まず登場するのがお母さんです。
母親と息子との間の和解か、と思って関わりを続けていると、実は夫婦間の関係のズレが修復される必要が見えてきます。
なるほど、夫婦の間に和解をもたらし、両親の思いが一致することで子どもに真の愛情が注がれるよう、神様は働いておられるのか、と見方が変化させられます。
すると今度はそのお母さんの両親との間の親子関係に光が当たり、そこに長い間放置されていた傷跡が見出され、親子関係の回復というものが始まっていくのを目にします。
それは目まぐるしいほどの急展開を見せるものです。
やがて月日がたって、めでたしめでたしとなるわけですが、あのお子さんの問題を発端にして家族が地獄の底に落とされるように見えたのが、3世代が和解し非常に流れがスムーズになった家族関係が成立しているのを私は後で知ることになります。
私はひとり、
「神の働きだなあ」
とつぶやき、神様が与えて下さった充実感に満たされます。
神はそのようにしてあなたの存在を用いてくださるのです。
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まず自分と神との関係を正しくし、和解の恵みを受け入れましょう。
そこから神はあなたを和解の器として用いてくださいます。
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