今日のみ言葉【No.1551】(2017年 6月23日) 088 「イエスを十字架からとり降ろした人々」(3)
彼らは、イエスの死体を取りおろし、ユダヤ人の埋葬の習慣にしたがって、香料を入れて亜麻布で巻いた。
(ヨハネ19:40)
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実家の愛犬が12月の寒い夜に死にました。
翌日、冷たく固くなった体とその重さを実感しながら箱に入れ、市役所指定の施設へ車で運びました。
行く途中、毎日通ったお気に入りの散歩コースを一周した時には涙があふれました。
私のほんの些細な体験ですが、十字架で死んだイエス様の肉体を取り下ろした人々の気持ちが少しは想像できるようになったと思います。
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イエス・キリストは十字架からヒラリと降りもせず、また天使がイエス様を解放するなどという奇跡も見せず、午前9時につけられ午後3時に亡くなりました。
生きている間そばにいれば何か得になることがあったかもしれませんが、これからは損をすることばかりが見えます。
遺体の始末のために労力もお金もかかります。時間も費やさねばなりません。
それよりも、イエス一味の関係者だというレッテルが貼られ、反体制派の人物としてマークされ、不利な立場に立たされることでしょう。
ですから、キリストに関わることはやめて、早々に手を引き、縁を切っていることが身のためなのです。
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しかし、アリマタヤのヨセフとニコデモはその反対の行動をしました。
「彼らは、イエスの死体を取りおろし、ユダヤ人の埋葬の習慣にしたがって、香料を入れて亜麻布で巻いた」
(ヨハネ19:40)
このような人目につくことをすることによって、周りの人々からの見方が悪く変わることを承知の上での行動です。
キリストを信じることによって得るものもありますが失うものもあります。
失うことを恐れていた二人がイエス様の死を前にして恐れを乗り越えさせるほどの強い思いを持ったのです。
なぜそう出来たのか?
そこから先は言葉では説明できない世界が広がっています。
あえて言えば「感動」です。
イエス・キリストは理屈抜きであなたを一歩も二歩も進ませて下さるお方なのです。
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「全国こども電話相談室」というラジオ番組で、小学6年生女子が
「好きな人に告白する言葉を教えて」
という質問をしました。
これに対する永六輔さんの答は名回答だと評判を呼びました。
「言葉は一番大切です。でも、好きな人に『あ、この子好きだな』とか『いい人だな』と思われるには、『おなべをいっしょに食べて同じものをおいしいと思う』、『夕やけを見て、両方が美しいなと思う』というような同じ感動を同じ時点で受け止めるのが一番効果があります」(http://www.tbs.co.jp/kodomotel/etc/20051120_1.html)
いかがでしょうか?
世の終わりまでいつも共にいると約束されるキリストと共に歩もうとする時、そこに感動が生まれ、損得抜きの人生を送る道が開かれるのです。
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感動を味わう今日として参りましょう。
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