今日のみ言葉【No.1000】(2015年 3月10日)
人の歩みは主によって定められる、人はどうして自らその道を、明らかにすることができようか。
(箴言20:24)
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負け続けているサッカーチームに共通していうことは、案外前向きだ、ということです。
負けた後、スタンドで声を枯らして応援していたサポーターに挨拶する時
「次は絶対勝ちます!」
とものすごく前向きな宣言をします。
とても頼もしく聞こえるので、サポーターたちは次の試合も応援に行くのですが、やっぱり負けます。
この繰り返しが延々と続くのです。
専門家に言わせると、この前向きな態度が問題なのだそうです。
実は負けた悔しさや辛さという感情から逃れるための言葉や態度になっているからです。
嫌な思いを味わわないように、前向き言葉にぱっと飛びついてその場を取り繕う。
しかし続く結果は負けばかり…。
これが弱いチームの実態なのです。
まずはどっぷりと負の感情に浸り、そして冷静な敗因分析、適切な改善へと進めるのが、強いチームになっていく道筋です。
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箴言第20章には、ついつい目先の損得や欲望で動いてしまう人間に対して、「よく考えよ」「知恵を使え」と諭す言葉が満載です。
それは、「後悔」や「損害」という形で結果を刈り取ることにつながるからです。
濃い酒、王の怒り、眠りを愛すること、安易な保証、人の噂をたてること、両親の悪口等々、その時は気持ちが良いのです。
「欺き取ったパンはおいしい」
(箴言20:17)
と、極めて大胆に記されている通りです。
しかし、その衝動的行動は
「後にその口は砂利で満たされる。」
(箴言20:17)
という結果に終わります。
ですから、自分の言動や行動がどういう結果をもたらすかを事前によく考え、知恵を加えて人生を歩めとソロモンの箴言は語ります。
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そうは言っても、人は失敗するものです。
「ある程度わかってたんだけどなぁ…」
「やっぱりなぁ…」
「でもまさかここまでなるとは…」
後悔の言葉は数限りなく出てきます。
痛い思いを数多く体験しながら、人はようやく学んでいくのかもしれません。
「傷つくまでに打てば悪い所は清くなり、むちで打てば心の底までも清まる。」
(箴言20:30)
とある通り、神は痛切な訓練を与えることもありますから…。
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自分の不甲斐なさ、愚かさ、招いた結果の惨めさを十分味わいましょう。
そして自分で「前向きになろう」と安易な決着をつけず、そこから先は「神と共に歩む」と決心していくことです。
「人の歩みは主によって定められる」
(箴言20:24)
とあるからです。
自分の人生に神をパートナーとして迎え入れるのです。
それは結婚のようなものです。
独身時代は何でも自由にできました。
気が向いた時にどこへでも行き、好きなものを食べ、時間を気にすることなく楽しめました。
しかし結婚すれば、相手があることですから、何でも自分の自由に進めることはできません。
しかし、知恵があり愛のあるパートナーは、あなたに決して悪いことはしません。
その神は、あなたの思いとは異なる歩みを定めることがあるでしょう。
しかしそれは最善へと導いて下さる愛の決定であることをやがて知ることになります。
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今日はこの御言葉メールの記念すべき1000号の日です。
明日で丸4年を迎える東日本大震災。
これをきっかけにして始めたメール配信が1000回を重ねるとはその当時考えもつきませんでした。
この朝、御言葉メール専用に使っていたパソコンがちょうど壊れてしまいました。
ネットオークションで2000円で落札したこのノートパソコンは、1000回記念に引退なのだそうです(^^)。
そういえばキーボードの文字もかすれて見えなくなるまで働いてくれました。
予備の新しい(と言っても中古ですが)パソコンでまた新たに始めるようにと、神様はお取りはからい下さっています。
このように、日常生活の一つ一つで、神の導きと、行く道を定めて下さる御手の確かさを信じて歩んでいくのが信仰生活なのでしょう。
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神の定める道を神と共に歩み、方向を修正しながら今日からの日々を過ごして参りましょう。
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