今日のみ言葉【No.960】(2015年 1月21日)
主よ、わたしは深い淵からあなたに呼ばわる。
(詩篇130:1)
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『トム・ソーヤーの冒険』で知られるアメリカの作家マーク・トウェインはこんな言葉を残しています。
“Quitting smoking is easy. I’ve done it a thousand times."
「禁煙なんて簡単さ。私はもう何千回もやめてきたのだから。」
長年の喫煙習慣のある人がタバコをやめるのは相当大変なことです。
しかし、相当大変なこと以上に大変な事態が起こると、やめようと思い、実行に移せるものです。
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今日の聖句はその辺の消息を語っています。
「主よ、わたしは深い淵からあなたに呼ばわる。」
(詩篇130:1)
人間が本当に神に対して心から呼び求めるのは、深い淵に落とされた後なのではないでしょうか?
深い淵とは滅びの象徴です。どうやっても抜け出せない絶望の中、不安だけがどんどん増していく状態です。
ここで詩篇の記者は希望を語ります。
「しかしあなたには、ゆるしがあるので、人に恐れかしこまれるでしょう。」
(詩篇130:4)
神を信じる人生には赦しがあるのです。
それは新約聖書のイエス・キリストの十字架において完成し、今もそのキリストによる罪の身代わりの死が自分のためであったと信じる者に、無条件で罪のゆるしが与えられ、永遠の命が与えられるのです。
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この人生には希望があります。
「わが魂は夜回りが暁を待つにまさり、夜回りが暁を待つにまさって主を待ち望みます。」
(詩篇130:6)
夜通し城壁の上で見張りをする哨兵はずっと緊張を強いられます。
しかし、必ず朝が来るのです。
暁となり、周りが見え始め、敵の襲来の危険はずっと低くなります。
深い淵に陥っても、神に叫び、呼び求める時、ゆるしが与えられ、そして真っ暗闇の時は必ず終わる保証が与えられている。
これがイエス・キリストを信じる人生なのです。
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Sさんはクリスチャンになり、自分の体は神の宮なのだから大切にしなければならないと学びました。
しかし、長年の喫煙の習慣があり、健康への悪影響は頭で分かってはいてもやめられませんでした。
さて、毎年の健康診断で初めて「精密検査を受けるように」という通知が来ました。
ポリプを切除した結果、悪性であったことが分かりました。
幸い初期で転移もないことが分かりましたが、今後定期的に医師の診察を受け、体の具合を調べなければなりません。
Sさんはその日以来変わりました。
やめられなかったはずのタバコを綺麗サッパリやめたのです。もはや服からタバコの匂いすらしません。
そして野菜中心の食事療法に切り替えました。するとどんどん体重が減り、スリムな体つきになり、むくみがあった顔もスッキリした精悍な顔立ちになりました。
いったん深い淵に落とした神は、どん底から呼び求めたSさんの祈りを聞き、全く新しい希望の世界へと導びかれたのです。
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深い淵にいる人ほど、神はその叫びに耳を傾けて下さいます。
主の慈しみを信じ、キリストの名によって祈り、希望を持つ一日として参りましょう。
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