今日のみ言葉【No.3806】(2025年12月20日)「生活の処方箋(282)『礎石となる』」
また、ある貧しいやもめが、レプタ二つを入れるのを見て言われた、「よく聞きなさい。あの貧しいやもめはだれよりもたくさん入れたのだ。
(ルカ21:2-3)
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米国ラットランドの教会。
神学校を終えたばかりの日本人が登壇した。
「帰国したらキリスト教の大学を起こしたい」
教育と宗教こそ国家の基、との信念に燃え、
「献金をいただくまでは、ここから降りません」
青年は必死に訴えた。
「2000ドル」
感激した医師が声をあげた。
誘われるかのように
「2000ドル」
と元知事も叫ぶ。
「300ドル」「500ドル」
会場は沸き立ち、総額は5000ドル近くになった。
そこへ一人の年老いた農夫が青年に駆け寄り、そっと2ドルを手渡す。
帰りの汽車賃、しかも持ち金すべてである。
「なに、わしの脚はまだ衰えておらん」
それから1年、2ドルにこめられた祈りを「礎石」とし、新島襄の夢は同志社大学という形で現実となる。
このような実践が21世紀を支えていることを覚え、その遺産を引き継ぎ、次の時代の礎石になっていきたいものです。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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神は金額の多い少ないではなく、その人の「志」や「犠牲」を見ておられます。
「また、ある貧しいやもめが、レプタ二つを入れるのを見て言われた、『よく聞きなさい。あの貧しいやもめはだれよりもたくさん入れたのだ」
(ルカ21:2-3)
2ドルの汽車賃を捧げた農夫の姿は、まさにこのやもめ(未亡人)の姿そのものと言えます。
私たちもそのような犠牲を払わせていただき、次の世紀の礎石となる生き方をしたいものです。
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