今日のみ言葉【No.3748】(2025年10月10日)「ザアカイの回心(2)」
彼は、イエスがどんな人か見たいと思っていたが、背が低かったので、群衆にさえぎられて見ることができなかった。
(ルカ19:3)
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「収入が増えると幸せになる」
2010年のアメリカの調査では、年収7万5千ドル(約1100万円)まではその通りですが、それ以上では幸福度はさして上がらないことがわかっています。
衣食住などの基本的な生活が安定する水準まではお金は非常に大切ですが、それ以降は、お金の使い方や人間関係、健康といった非経済的な要因が幸福度を大きく左右するのです。
ザアカイの場合もこれに該当し、収入が倍になっても、幸福度が比例して倍になるわけではなかったようです。
彼は自分を本当に満足させる何かを求めていたのです。
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ザアカイは、
「イエスがどんな人か見たいと思っていた」
(ルカ19:3)
とあります。
イエス様は財産を持たず、税金を徴収できるような相手ではありません。
ところが、お金にしか興味が無いザアカイが、一文にもならない見物に出かけたのです。
あまりにもお金が入りすぎて暇だったので、退屈しのぎに出かけたのでしょうか?
それは考えられません。
「イエスがどんな人か見たいと思っていた」
(ルカ19:3)
ということは、ザアカイのもとにすでにイエス・キリストに関する様々な情報が入っていたということだからです。
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ところで、
「新幹線の自由席を選んで乗る人は同じ自由席に乗る人とお付き合いをし、グリーン車に乗る人は同じくグリーン車に乗る人とお付き合いをする」
というたとえがあります。
節約志向の人と、反対にお金をかけてでもゆったりとした環境を得たいと考える人とは話が合わないのです。
ザアカイは金持ちの取税人でした。
まして彼は一般民衆から嫌われていましたから、同じ職業である取税人たちと話をすることになります。
そうすると、
「あのマタイが取税人という有利な職を捨ててキリストの弟子となった」
というマタイに関する噂は彼らの間で広まっていたはずです。
ザアカイの興味は、マタイに不思議な転身をさせたイエスという人物に向いていたのです。
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あなたがクリスチャンになったということは、マタイと同じで、知らないところで「現代のザアカイ」に影響を与えています。
自分という存在が神によって救いの器として用いられていることに感謝し、今日の一日を送ってまいりましょう。
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