今日のみ言葉【No.3380】(2024年 6月 13日)「7年の飢饉」
ヨセフの言ったように七年のききんが始まった。そのききんはすべての国にあったが、エジプト全国には食物があった。
(創世記41:54)
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備えあれば憂いなし。
今日の聖書箇所では、そのことわざ通りの事態となりました。
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ヨセフが予告したとおり、7年の飢饉がやって来ました。
「そのききんはすべての国にあったが、エジプト全国には食物があった」
(創世記41:54)
とあります。
その前の7年間が豊作だったからです。
しかし、個人が所有する穀物にも限界が来て、
「やがてエジプト全国が飢えた時、民はパロに食物を叫び求めた」
(創世記41:55)
となります。
その前の7年の豊作の備蓄があるので、エジプトの王パロは何も心配することがありませんでした。
彼が命じたことは、
「ヨセフのもとに行き、彼の言うようにせよ」
(創世記41:55)
です。
ヨセフはパロから全幅の信頼を置かれていたのです。
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ここで、
「ヨセフはすべての穀倉を開いて、エジプトびとに売った」
(創世記41:56)
とあります。
現代の日本では、災害や緊急時の際に給付金を出したり、ワクチン接種を無償で行ったりしますが、その分の出費は政府がまかない、国民に負担をさせないようにしています。
日本政府がそうするのは、選挙制度によって国民から選ばれた人たちによって作られた政府だからです。
しかし、創世記のこの時代は違います。
王と王が戦争をし、勝った方の王がその国を支配します。
エジプトもその例外ではなく、一般のエジプト人民衆の種族とは違う人種、異民族の王が国を支配し、国民はその支配下に置かれるという時期もあったのです。
従って、ヨセフは
「今まで20%の税を取った分を還元します」
と宣言して、エジプトに住んでいた人々に穀物を無償提供したのではなく、エジプト人の富がパロの側に移るように「エジプトびとに売った」のです。
パロのヨセフに対する信頼はますます厚くなったと考えられます。
このようにして、ヨセフはエジプト人全体の命を救い、パロに有利になるように働き、総理大臣としての地位を堅くしました。
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そして、物語は
「ききんが全地に激しくなったので、諸国の人々がエジプトのヨセフのもとに穀物を買うためにきた」
(創世記41:57)
と、新たな展開を見せます。
この「諸国の人々」の中に、カナンの地から食料を求めにやって来たヨセフの兄弟たちが含まれているのです。
以下、次回に続きます。
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ヨセフの知恵と忠実さは神の御心にかなったものでした。
人間の働きを通して、神は次の場面を展開して下さいます。
全力を尽くして今日の課題に励み、あとは神の御手の働きを待つ今日として参りましょう。
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