今日のみ言葉【No.3131】(2023年 7月15日)「生活の処方箋（61）『無かったゆえに』」

あなたの口を広くあけよ、わたしはそれを満たそう。
（詩篇81:10）

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松下幸之助氏は、成功の秘密として

「何があったゆえにそうできたのか」

と問われる度に、

「3つなかったことが自分の人生を切り開いた」

と言います。

すなわち、

「お金がない、健康に恵まれていない、学歴がない」。

しかし、

「これらが、逆に、空っぽの器が豊かなもので満たされるように、好条件になった」

と言えるところに、平凡を超えた豊かさを垣間見ます。

また氏は、経営の成功の条件として、

1.何のために経営するのかという確かな理念。

2.各々違う、自分ならではの個性を明確にし、それを用いること。

3.戦略、戦術を使いこなすこと。

と言いました。

最も大切なのは、第1の理念で、これが50％、そして、第2は30%。

凡人が

「これこそがすべて」

と思う戦略、戦術は20%と言います。

豊かな体験を通して語る言葉だけに心に染み入ります。

（※田中信生の『生活の処方箋』より）

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松下氏の3つの「無かったゆえに」を説明しましょう。

まず、お金がなかったので、幼い頃から丁稚奉公（でっちぼうこう）に出なければなりませんでした。

丁稚奉公とはどこかの店に住み込みで働くことで、衣食住は保証されますが、給料は支払われません。

松下氏はここで商人としてのイロハを教わり、地道に計画を立てて事業を進めることを学びました。

次に、体が弱く、病気がちだったので、人にお願いするしかありませんでした。

しかし、このことによって、人に仕事を頼むことを覚え、それが後に日本初の事業部制を生み出しました。

最後に、学歴がなかったので、常に謙虚な姿勢で人から教えてもらう生き方を貫きました。

無かったことが成功の原動力となったのです。

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あなたには何がありませんか？

愛がない、信仰がない、勇気がない…。

無い無い尽くしです。

そのあなたに、神は

「あなたの口を広くあけよ、わたしはそれを満たそう」
（詩篇81:10）

と言われています。

無かったゆえに成功をつかんだ松下氏のように、無いゆえに与えようとする神を信じ、私たちの信仰の口を大きく広げようではありませんか。

神は必ずそこに天来の祝福を注いで下さいます。

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無いゆえに進む道があることを覚え、今日も神に向かって期待して歩んで参りましょう。

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