今日のみ言葉【No.2864】(2022年 7月27日)「戦う人アブラム(2)」
アブラムは身内の者が捕虜になったのを聞き、訓練した家の子三百十八人を引き連れてダンまで追って行き、そのしもべたちを分けて、夜かれらを攻め、これを撃ってダマスコの北、ホバまで彼らを追った。
(創世記14:14-15)
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今日もカッコいいアブラムの姿を見ていきましょう。
彼がもし現代に生きていたら、有能な経営者としてその名をとどろかせていたことでしょう。
彼はロト救出の際に、その手腕をいかんなく発揮しました。
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アブラムは緊急時に備えて準備を入念にしていた人であったことが、甥のロトを救出する際の彼の手際の良さでわかります。
まず第1に、アブラムには人と良い関係を結べる人間関係力があったことが見えます。
「時に、ひとりの人がのがれてきて、ヘブルびとアブラムに告げた」
(創世記14:13)
見知らぬ人に窮状を訴える人はいません。
「大変なことになった。助けてください」
とアブラムに情報をもたらした人がいたということは、その人にとってアブラムは頼りがいのある人だったということです。
「この時アブラムはエシコルの兄弟、またアネルの兄弟であるアモリびとマムレのテレビンの木のかたわらに住んでいた。彼らはアブラムと同盟していた」
(創世記14:13)
とあります。
アブラムはアネルとエシコルとマムレと同盟を結んでいました。
同盟とはお互いが窮地に陥った時には助け合うという約束です。
実際に彼らはそれを守るほどの人間関係を構築していたのです。
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第2に、普段からの訓練です。
「訓練した家の子三百十八人」とは、アブラムは武装して戦えるしもべを318人も配下に収めていたということです。
現代の戦争を見てもわかる通り、武器さえ用意すれば勝てるのではありません。
それをどう使い、戦術的にどのように動くかを訓練をし、戦時でない平時のときでも絶えず腕を磨いて戦力を維持しなければなりません。
実際にアブラムが指揮したことは、
「ダンまで追って行き、そのしもべたちを分けて、夜かれらを攻め、これを撃ってダマスコの北、ホバまで彼らを追った」
(創世記14:15)
です。
一口に「「ダンまで追って行き」と言っても、アブラムがいるヘブロンの山地は死海の西側にあり、ダンはそこから北のガリラヤ湖のさらにその先です。
最終的にはそのまた先の「ダマスコの北、ホバ」まで追いかけて行ったのですから、相当なエネルギーが感じられます。
また、「そのしもべたちを分けて、夜かれらを攻め」とは夜襲のことです。
夜の暗闇の中で作戦通り動くことなど、相当なチームワーク力と普段からの演習が無ければ不可能です。
アブラムはそれをやれた人ですから、極めて有能なリーダーであったことがわかります。
今回はアブラムを激賞しましたが、彼の行動全体を支える神への信仰があったことを忘れてはなりません。
神の正義を貫き、神の栄光が現れるために戦うのなら、神は必ず助けてくださる、という堅い信仰が彼を勝利に導いたのです。
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あなたにも同じ助けが与えられることを信じ、普段からの訓練に励む今日として参りましょう。
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