今日のみ言葉(2011年10月25日)【No.177】

2017年4月5日

「罪を犯す者は、悪魔から出た者である。悪魔は初めから罪を犯しているからである。神の子が現れたのは、悪魔のわざを滅ぼしてしまうためである。」
(第1ヨハネ3:8)

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今日の聖句の「罪を犯す者は、悪魔から出た者である。」というところを読むと、自分は悪魔側の人間か…、と失望する人がいらっしゃいます。

昨日までのことは問題ではありません。大切なことは、今日、どちらの側にいるかです。神の側にいる方を選ぶか、悪魔の側の方にいるのを選ぶかです。

人は正しい人であるためには、罪や過ちを犯してはならないと考えます。

しかし聖書の語る福音は、救い主イエス・キリストを受け入れることで罪が赦され、神に義人として扱っていただけるのだ、と教えるのです。

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神はそのお約束通り、何のわだかまりもなくスパッと赦してくださいます。

「もし、わたしたちが自分の罪を告白するならば、神は真実で正しいかたであるから、その罪をゆるし、すべての不義からわたしたちをきよめて下さる。」
(第1ヨハネ1:9)

そして、悔い改めた者を今までずっと神側にいた人間であるかのように取り扱って下さるのです。

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一人の悔い改めたクリスチャンの存在が、新幹線開発の背後にあったというお話です。

三木忠直さんは、太平洋戦争当時、爆撃機「銀河」、ロケット特攻機「桜花」の設計者でした。

彼は、軍の命令があったからとはいえ、自分の設計した飛行機で多くの若い人たちが戦死したことに心を痛めていました。

戦後、三木さんを後悔の日々から救ったのは次の聖書の言葉でした。

「凡て労する者・重荷を負う者、われに来れ、われ汝らを休ません」
(マタイ11:28 文語訳聖書)

彼はこの言葉で救われ、敗戦の年の12月、37歳の誕生日に洗礼を受けました。

その後、三木さんはどう生きたでしょうか?

「自分の技術を戦争に使わせないと誓い、出会ったのが新幹線開発プロジェクトでした。当時、東京―大阪間は蒸気機関車で7時間30分もかかっていました。三木さんたちの鉄道技術研究所は、東京―大阪間を3時間で結ぶ『夢の超特急構想』についての講演会を開きます。しかし、国鉄本社の人たちは、『非現実的』だとして聞き入れません。ところが鉄道の将来が心配されていた当時、国鉄総裁からもう一回講演内容を聞かせて欲しいという依頼がありました。三木さんが高速列車の実現性を力説し、ついに新幹線プロジェクトが動き出します。 昭和38年(1963)、0系新幹線がついに完成し、試験走行で256kmの世界最高速度を記録しました。新幹線の技術は、その後の超高速列車の基本モデルとなり、世界中から目標とされる存在であり続けています。三木さんは生涯、礼拝を守り、鉄道技術の開発に取り組みました。」
(佐藤順主筆,「御翼」2008年6月号その4より)

 

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神の子は悪魔のわざを滅ぼします。今日、どちらの側につくかをしっかりと心に定め、福音の恵みの中を歩んで参りましょう。

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初期,御言葉

Posted by maruyama