今日のみ言葉【No.1419】(2016年11月24日) 046 「らい病人シモンと香油を塗った女」(3)

この女はできる限りの事をしたのだ。
(マルコ14:8)

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「今年の冬は雪が降らないといいなあ…」

スキー場関係の方々には申し訳ないのですが、私は毎年この時期そのようにつぶやいてしまいます。

除雪のための労働、吹雪の中での運転の危うさ、凍りつくような寒さ等々、マイナスの連想が次々と浮かんでくるからです。

冬の気配がまだ感じられない晩秋の晴れた暖かい日に、冬タイヤの交換や除雪道具の点検をするのが最も効率的で優れたやり方だとは頭で分かっています。

しかし実際は、延ばしに延ばします。

現実を受け入れられない、受け入れたくないのです。

そして、いよいよ明日は雪が降るという前日に、一気にやっつけています。

「雪は毎年降るのだ」「逃げられないのだ」

と、現実を受け入れた時から、物事はグンと速度を増して進んでいくものです。

ナルドの香油を注いだ女は、イエス様の死を受け入れて葬りの準備をした唯一の人でした。

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当時のイスラエルでは、死者への哀悼の意を表すものとして香油や香料等の香りの良いものを塗る習慣がありました。

イエス様の十字架上での死後、女たちは当然そのようにするつもりでいましたが、安息日が目前に迫っていたため、墓に入れるまでの時間的制限から、それはかないませんでした。

ですから、安息日が明けた日曜の早朝に、彼女らは墓に出かけて行きました。

「週の初めの日、夜明け前に、女たちは用意しておいた香料を携えて、墓に行った。」
(ルカ24:1)

これだけでも立派なものですが、ナルドの香油の女性はそれ以上に素晴らしいと言えます。

(1)イエス様の言葉を正確に理解した。

(2)自分に都合が悪いことでも受け入れた。

(3)自分ができる最善をしようとし、高価な犠牲を捧げた。

そして、イエス様の生前にこれを行なったこと。

それが彼女を際立たせた行為であり、イエス様はそれを賞賛されています。

「この女はできる限りの事をしたのだ。」
(マルコ14:8)

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私たちが生きている今の時代は、世の終わりという冬の時代の前の暖かな秋晴れの時代です。

キリストを信じ受け入れた者は、その冬の直前に携挙により天に移され、地上での厳冬の時代(終末の患難時代)を味わわないですむように神によって守られます。

今、抜けるような青い空に太陽が輝いていても、やがて空は雲で覆い尽くされ、雪がとめどなく降る冬が必ずやって来ます。

その現実を受け入れ、私たちは「できる限りの事」をさせていただくのです。

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終わりを考えて始めると、今どう生きていけばよいかはっきり分かります。

できる限りの事に集中する今日として参りましょう。

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