今日のみ言葉【No.904】(2014年10月 2日)
昼はあなたのもの、夜もまたあなたのもの。
(詩篇74:16)
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スヌーピーの生みの親、チャールズ・M・シュルツ氏は熱心なクリスチャンです。
新聞連載から始まったマンガ「ピーナッツ」。
チャーリー・ブラウンやルーシーやライナスなど個性的な面々が繰り広げるシーンが思い浮かびます。
実はシュルツ氏はその中に聖書のメッセージをさり気なく込めて描いたそうです。
彼は言います。
「マンガの中に何も意味をこめないのなら、むしろ何も描かないほうがましだ。含みのないユーモアには、値打ちなどない」
次回スヌーピーを見る時、そこに隠れたキリストの姿を見て取ることができそうです。
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詩篇第74篇は、バビロン補囚から帰って来た民が廃墟となったエルサレム神殿を見て詠んだ歌です。
彼は
「神よ、なぜ、われらをとこしえに捨てられるのですか。」
(詩篇74:1)
と嘆きから始めます。
現実を見れば、神から捨てられたと受け取らざるを得ない状況だったからです。
しかしそれは神がいないという絶望を表しているのではなく、神がいるという信仰があるからこその叫びでした。
神がいないのではなく、今回の人間の祈りに神は応えず、ただ沈黙を守られたのだという信仰です。
神が何もなさらなかったことに意味がある…。
ここから詩篇の記者は、
「昼はあなたのもの、夜もまたあなたのもの。」
(詩篇74:16)
という信仰に導かれます。
人の賞賛を浴びる日なたの道を颯爽と歩くのも、人目を忍んで日陰の道を歩むのも人生。
更に出口の見えない真っ暗闇の中をもがいて歩くのも人生。
その全てに神の目が注がれ、神のご計画と配慮の中にあることが見えてきたのです。
まさに
「夜も昼のように輝きます」
(詩篇139:12)
という世界がそこから始まっていくのです。
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思うように行かないで、誰からも見捨てられたと思う時こそ、
「人生の夜もまた神のもの」
と思い直し、そこに神の御手を見出して参りましょう。
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