今日のみ言葉【No.3773】(2025年11月11日)「ミナのたとえ話(6)」

『あなたがたに言うが、おおよそ持っている人には、なお与えられ、持っていない人からは、持っているものまでも取り上げられるであろう。
(ルカ 19:26)

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あなたが銀行にお金を預けるとしたら、利息0%のA銀行と、利息1000%のB銀行のどちらを選ぶでしょうか。

当然、利息が多く付く方です。

もしすでにA銀行に預金していたとしたら、それは「死に金」ですから、「生き金」にするために、すぐに全額をB銀行へ移すでしょう。

A銀行とは1ミナの僕、B銀行とは10ミナの僕にたとえられます。

あなたが成果を求めるのと同じように、神も成果を求められます。

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ミナのたとえ話に出てくるしもべとはクリスチャンのことです。

クリスチャンは、忠実な者と不忠実な者の2種類に分かれます。

忠実な者とは、再臨を信じ、与えられた賜物を生かそうとする生涯を送る者です。

不忠実な者とは、主人は帰ってくるとは思わず、つまり再臨を信ぜず、賜物を神のために生かそうとしないクリスチャンのことです。

さて、10ミナの僕は10の町、5ミナの僕は5つの町を任されます。

これは、再臨後の千年王国において、自分の能力に応じて生き生きと生きられる場が与えられるという報償です。

ところが、不忠実な僕はこの主人の心を曲解していました。

彼の言い分はこうです。

「ご主人様、さあ、ここにあなたの一ミナがあります。わたしはそれをふくさに包んで、しまっておきました。あなたはきびしい方で、おあずけにならなかったものを取りたて、おまきにならなかったものを刈る人なので、おそろしかったのです」
(ルカ 19:20-21)

この僕は、主人から預かったお金を包んでしまっておいただけで、運用することをしませんでした。

また、主人のことを「きびしい方」と思い込み、実際に1ミナ預けられているにもかかわらず、

「おあずけにならなかったものを取りたて、おまきにならなかったものを刈る人」
(ルカ 19:21)

と、事実と違うことを言っています。

1ミナの僕は、相当ひどい僕なのです。

つまり、彼は主人を誤解していたどころか、侮ってさえいたわけです。

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このようなクリスチャンであっても、

「今やキリスト・イエスにある者は罪に定められることがない」
(ローマ8:1)

との約束によって救われています。

つまり、不忠実なクリスチャンであっても、その人が天国から追い出されることはないのです。

ただし、報償は与えられず、神から預けられた恵みは忠実なクリスチャンへと移行されます。

神の国の原則は明解です。

「あなたがたに言うが、おおよそ持っている人には、なお与えられ、持っていない人からは、持っているものまでも取り上げられるであろう」
(ルカ 19:26)

豊かに実を結ぶ者に、神の恵みは確実に移されていきます。

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では、主人の政敵はどうなるのでしょう。

「しかしわたしが王になることを好まなかったあの敵どもを、ここにひっぱってきて、わたしの前で打ち殺せ」
(ルカ 19:27)

という最終節は、残酷なようですが、真実のものとしてすでに歴史上の事実となっています。

主人を憎む者とは、イエス・キリストを救い主と認めないユダヤ人のことです。

彼らはすでに紀元70年のエルサレム陥落と、その後の1900年間にわたる流浪という裁きを受けています。

聖書の御言葉は正確であり、その通りになるのです。

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神の国はすぐには来ませんが、それに備える自分なりの歩みを続けていきましょう。

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