今日のみ言葉【No.3490】(2024年10月31日)「ヤコブの祝福の祈り(4)」
イスラエルはまたヨセフに言った、「わたしはやがて死にます。しかし、神はあなたがたと共におられて、あなたがたを先祖の国に導き返されるであろう。
(創世記48:21)
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あるセミナーで、
「もしあなたが、余命半年と告げられたら、何をしますか?」
という質問に答えるワークが出されました。
受講者はそれぞれ、家族と一緒に旅行をする、ボランティアに出かける、残された家族に負担をかけないように断捨離を始めるなどと言います。
答が出そろったところで、講師はこう問いかけました。
「なぜ今それをやらないのですか?」
これは、
「あなたが心の底で真に価値あるものは何かと考えているもの」
を表面に浮き立たせるためのひとつの方法です。
人生の限りを仮にでも設定すると、自分が本当に大事にしていることや、人生で最も必要なことが見えてくるのです。
ヤコブの祝福の祈りの最後は何だったでしょう。
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ヤコブはヨセフに対して、
「わたしはやがて死にます」
(創世記48:21)
と、はっきりと告げます。
もうこの世に存在はせず、別れなければならず、これ以上祝福をあげられない時が来るということです。
ヤコブがヨセフを通してイスラエル民族全体に最後に与えた祝福は、
「しかし、神はあなたがたと共におられて、あなたがたを先祖の国に導き返されるであろう」
(創世記48:21)
でした。
これは、今はエジプトにいるが、将来必ずカナンの地に帰るという預言です。
これはモーセの時代の出エジプトによって成就します。
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また、ヤコブはヨセフに土地を与える約束をします。
「なおわたしは一つの分を兄弟よりも多くあなたに与える。これはわたしがつるぎと弓とを持ってアモリびとの手から取ったものである」
(創世記48:22)
これはシケムの地を与えるという約束です。
「つるぎと弓」とは武器であり、デナ・ハモルの事件の際、暴力でシケムの町を奪ったシメオンとレビのことを指します。
これを、復讐や争いを選択しない平和の人ヨセフに与えるというのです。
実際にこれは、
「イスラエルの人々が、エジプトから携え上ったヨセフの骨は、むかしヤコブが銀百枚で、シケムの父ハモルの子らから買い取ったシケムのうちの地所の一部に葬られた。これはヨセフの子孫の嗣業となった」
(ヨシュア24:32)
で成就しています。
また、新約聖書では、
「そこで、イエスはサマリヤのスカルという町においでになった。この町は、ヤコブがその子ヨセフに与えた土地の近くにあったが」
(ヨハネ4:5)
とあるように、平和の君イエス・キリストがこの場所を訪れ、サマリヤの女に伝道し、その地でイエスをメシアだと信じる人々が起こされました。
ヤコブの祝福の祈りは、このように確かにかなえられているのです。
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最も価値あることを行う今日となりますように…。
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