今日のみ言葉【特選メールNo.16】(2020年 4月28日)「信仰の金メダリスト」
「信仰の導き手であり、またその完成者であるイエスを仰ぎ見つつ、走ろうではないか。彼は、自分の前におかれている喜びのゆえに、恥をもいとわないで十字架を忍び、神の御座の右に座するに至ったのである。」
(ヘブル人への手紙11:2)
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シドニーマラソンは2000年のシドニーオリンピックを記念して始められた大会です。
その地で女子マラソン金メダルに輝いた高橋尚子さんが昨年ゲスト参加し、日本人出場者らを応援なさいました。
高橋さんに伴走され、一緒にゴールした64才の男性ランナーは、
「太ももがけいれんしていたけど、頑張っちゃった。最高だよ」
と興奮気味に話していたそうです。
自分と一緒に走ってくれる人がこのコースの金メダリストであるとは、何という豪華な、そしてこれ以上ない確かな存在だったことでしょう。
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「信仰の導き手であり、またその完成者であるイエス」とは、この高橋尚子さんのようなものです。
完成者とは金メダリストのことです。
信仰の道を走りきり、トップとなってゴールインしたことをいいます。
信仰のマラソンでも、ゴールにたどり着くまでに様々な困難を体験します。
神に信頼を置こうとすればするほど、不安が湧いてくるのです。
「本当に大丈夫なのだろうか?」
「これで良いのか?」
神の子イエスは私たちと同じ感情を味わいました。
十字架について、「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」と、うめくほどの祈りをしましたが、神は答えられませんでした。
イエス・キリストは十字架から降りることをせず、父なる神を信頼し、息を引き取りました。
しかし、その3日後によみがえり、信仰のマラソンのゴールをくぐり抜けたことを証しされたのです。
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この方が「信仰の導き手」となって、私たちと一緒になって走って下さるというのです。
すなわち、私たちが味わう生きることの難しさ、神を信じようとする時の忍耐、時に辛抱を通り越して「神は本当にいるのか」という不信と闘う時、既に同じコースを走り抜けた方が、「大丈夫、やれるよ」と、確かなみ言葉を持って励まし、支えて下さるのです。
私たちは、太ももがけいれんを起こしたら、
「大事をとってここでやめよう」
と思います。
しかし、金メダリストが
「大丈夫。私のペースに合わせていけばゴールに着けますよ」
と、そばを一緒に走ってくれるので、安心してけいれんを起こしながら走っていけるのです。
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このイエス・キリストを今日も仰ぎ見つつ、走り抜いて参りましょう。
(※今日のみ言葉(2011年4月29日)【No.40】より)
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