今日のみ言葉【No.1655】(2017年11月24日)「 外からの力を求める」
人を生かすものは霊であって、肉はなんの役にも立たない。わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、また命である。
(ヨハネ6:63)
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人間国宝の落語家、柳家小三治さんが「からだが思うように動かない」というので検査し、頚椎の手術をすることになりました。
さて高座ではそれとは別に
「今年に入ってからか。頭がおかしくなる、アルツハイマー」
だと自分で認知症の疑いがあると言い出し、聴衆はギョッとしました。
しかしさすがに落語の名人。
「いっぱいいるんだって世間に。だいたいこんな時間(午後4時)にこんな大勢、寄席にいるなんて、まともな人じゃ来ない」
(http://www.sanspo.com/geino/news/20170808/geo17080805010012-n1.html)
と満員の観客を笑いの渦に巻き込みました。
小三治さんはアルツハイマーではなく、年齢による物忘れの症状が出てきているので、その治療をしているのが本当なのだそうです。
自分で自分のことを「ちょっと最近おかしいなあ」と感じられる人は幸いです。
風邪をこじらせて肺炎になるケースもありますが、そのような重大な事態になる前に治療できるからです。
イエス様も霊の健康の面でしっかりとそのことを指摘しておられます。
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イエス・キリストは現実主義者ですので、この世に悪が存在し、私たちが油断してもしていなくても、常にその脅威にさらされていることを認めておられます。
「道ばたに落ちたのは、聞いたのち、信じることも救われることもないように、悪魔によってその心から御言が奪い取られる人たちのことである」
(ルカ8:12)
弟子たちもその危険性について警告しています。
「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食いつくすべきものを求めて歩き回っている」
(第1ペテロ5:8)
こんな恐ろしい世界でどうやって生きたらいいのでしょう?
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ひとつは悪魔の言うことを聞き、その世界のしきたりに従うことです。
サタンはおのれに従う者に平安を与えます。
それは永続するものではなく、一時的平安なのですが、サタンが治める地上の世界にはその世界なりの秩序がありますので保てるのです。
映画『沈黙 -サイレンス-』でスコセッシ監督は、浅野忠信演ずる通訳の侍がロドリゴ神父に「転ぶ」よう説得するシーンでそれを描いています。
「なぜお前はこの国の平和を乱すようなことをするのか?」
その説得は理詰めでかなり強力なメッセージです。
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イエス・キリストが勧める神の方法は、人間には肉の弱さがあるのだから、それを認めて、外からの力を求めることです。
「いつもの場所に着いてから、彼らに言われた、『誘惑に陥らないように祈りなさい』」
(ルカ22:40)
祈りは硬い岩盤に手作業で小さい穴を開ける作業のようなものです。
そんなことで大きく硬い岩が砕かれるはずがありません。
しかしその小さい穴を、長く奥深くまで届くように時間をかけて地道な祈りを続けていくとどうなるのでしょうか?
やがて時至り、一番奥に神のダイナマイトが仕掛けられ、巨大な岩盤が一瞬にして粉々に砕け散るのです。
「そこで、あなたがたに言うが、なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう」
(マルコ11:24)
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ただし、あなたという器に天上からの恵みの水が滴り落ちても、祝福に満たされないことがあります。
私たちの心にはあちこち「この世の心遣い」という穴が開いているものです。
「また、いばらの中にまかれたものとは、御言を聞くが、世の心づかいと富の惑わしとが御言をふさぐので、実を結ばなくなる人のことである」
(マタイ13:22)
自分の「穴」をはっきりと認め、これは「問題」だときちんと見ることが必要です。
いつの間にか出来ているセーターの毛玉を一つ一つ切り取っていくように、これは一生続く作業です。
しかしそれを怠り、この世とどっぷりの生活をしていると、からだと魂の両方共破滅に向かうのです。
「人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか」
(マルコ8:36)
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人を生かす霊の言葉である聖書の御言葉にどっぷりと浸る今日として参りましょう。
「人を生かすものは霊であって、肉はなんの役にも立たない。わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、また命である」
(ヨハネ6:63)
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