今日のみ言葉【クリスマス特別号】(2013年12月26日)
すると主の御使が現れ、主の栄光が彼らをめぐり照したので、彼らは非常に恐れた。
(ルカ2:9)
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生まれたばかりの赤ちゃんは、たった一つのことでしか恐怖を感じないそうです。
それは「落下」です。
下に落ちる時に恐れを感じるのみで、たとえ空腹のライオンを目の前にしても恐怖感は抱きません。
ですから、今私たちが感じる恐怖というものは、後から学習して身につけたものなのです。
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クリスマスの夜、野宿していた羊飼らの前に御使いが現れ、
「主の栄光が彼らをめぐり照し」
ました。
闇の中に光が現れるのですから、通常は喜んだり希望を持ったりしていいはずです。
しかし彼らは
「非常に恐れた」
とあります。
本来は喜ばしいはずの救い主の到来の知らせも、
「いつもと違うこと」
が起こると、人は恐れを感じるのです。
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「怖い」「恐ろしい」とあなたが感じることが、全て災難や危険なのではありません。
それは学習の結果、命を傷つけないように自分を守るための警告なのです。
「怖い」「恐ろしい」という警告のブザーが鳴っても、それが一体何なのかよく見てみましょう。
もしかしたら光を恐れているのかも知れません。
私たちは2000年前の羊飼のように、「いつもと違うこと」が起きると恐れを抱く者だからです。
恐れの正体をしっかり見極め、光を恐れないことです。
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先日、天に召されたY姉に起きた「いつもと違うこと」は、肺結核という病でした。
幸い完治しましたが、体の健康状態、特に肺の状態は健常者の半分程度。
よほど心を強く持ち、健康に留意しなければ長くは生きられない、とYさんは一時悲嘆に暮れました。
しかしこのことが、彼女に教会の門を叩かしめる原動力となったのです。
キリストの十字架の福音に触れ、永遠の命、天国の希望があることを知り、Yさんは洗礼を受け、クリスチャンとなられました。
そして、短命で終わるかと思った人生は、75年の生涯を送る結果となりました。
クリスチャンの男性と結婚され、お子さん、お孫さんへと信仰が受け継がれ、そのご葬儀は本当に柔らかな雰囲気と天国へ行かれたという明るさに満ちあふれたものとなりました。
まさに、主の栄光がめぐり照らす人生を送られました。
忘れてならないことは、そのスタートは肺結核という病だったということです。
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主にあって全ては最善となります。
神を信じ、心にキリストの救いを迎え入れる人生は、恐れではなく光に満ちた人生へと導かれていくのです。
恐れを感じる時こそ、神の光を見いだして参りましょう。
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