今日のみ言葉【No.3489】(2024年10月30日)「ヤコブの祝福の祈り(3)」
父は拒んで言った、「わかっている。子よ、わたしにはわかっている。彼もまた一つの民となり、また大いなる者となるであろう。しかし弟は彼よりも大いなる者となり、その子孫は多くの国民となるであろう」。
(創世記48:19)
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昔、ある総合病院で、新米の看護師さんが救急外来に配属されました。
交通事故で大ケガの人、痛みであえぐ人等が運ばれてきて、ドクターは
「○○を持ってきて!あっ、△△も追加!」
と次々と彼女に指示を出します。
その度ごとに走り回り、用意をし、初日の終わりに彼女は疲れ切ってしまいました。
すると、ベテランの看護師長さんがこうアドバイスしました。
「あなたは足を使わないで頭を使いなさい。そうすればもっと楽になるわよ」
年数を重ねると、見えてくるものがあるのです。
ヤコブは年老いましたが、その分、霊的に見える範囲が広がり、子孫への祝福の預言をしました。
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ヨセフの子はマナセが兄でエフライムは弟です。
兄が長子となるわけですから、ヤコブは右の手をマナセに置き、左手をエフライムに置いて祝福を祈るはずです。
ところが、ヤコブは手を交差させ、あえて、
「右の手を伸べて弟エフライムの頭に置き、左の手をマナセの頭に置いた。マナセは長子であるが、ことさらそのように手を置いたのである」
(創世記48:14)
としました。
ヨセフは、父は目がかすんでよく見えなかったからであろうと思ったのでしょう、
「父の手を取ってエフライムの頭からマナセの頭へ移そうとした」
(創世記48:17)
先祖代々の祝福は長子が受ける特権であったからです。
すると、ヤコブはそれを拒み、こう言います。
「わかっている。子よ、わたしにはわかっている。彼もまた一つの民となり、また大いなる者となるであろう。しかし弟は彼よりも大いなる者となり、その子孫は多くの国民となるであろう」
(創世記48:19)
マナセよりもエフライムが大いなる部族となり、後の北10部族は代表してエフライムと呼ばれるようになることを、ヤコブはここで預言したのです。
これは霊的洞察力の現れとしか言いようのない出来事です。
ヤコブは神と共に歩む年数を重ねた末に、透徹した霊性に達したのです。
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私たちも神と共に歩む時間を積み重ねる毎に、霊なる神の影響を受け、霊的視界が広がっていきます。
この世の有様だけを見るのではなく、霊的状態を見分ける識別力がついてきます。
神からの賜物をいただき、永遠の祝福のために生かして用いる一生を送って参りましょう。
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