今日のみ言葉【No.1203】「クリスマス特別号」(2015年12 月25日)
あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう。それが、あなたがたに与えられるしるしである
(ルカ2:12)
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クリスマスおめでとうございます。
旧約時代、イスラエルが待ち望んだ救い主がユダヤのベツレヘムでお生まれになりました。
あれから2000年。
今までも、そしてこれからも、救い主イエス・キリストは彼を信じる者の罪をゆるし、永遠の命を保証してくださいます。
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そのキリストが地上に生まれたその時、ヨセフとマリヤにはもうすぐ生まれいづる赤ちゃんと共に泊まる宿屋がありませんでした。
御使が野宿していた羊飼に告げたことは、
「幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう」
(ルカ2:12)
という様子でした。
私たち日本人は、
「きっと木でできた飼葉おけの中に、アルプスの少女ハイジが眠ったような暖かい藁(わら)が敷き詰められた清潔なベッドだったのだろう」
と想像するかもしれません。
しかし中東のイスラエルの飼葉桶は石で出来ています。
レンガや岩をくり抜いた冷たい石に、生まれたばかりのイエス様は寝かされたのです。
この世で最も下の場所に生まれ、寝かされること。
それが大いなる神の御心でした。
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身重の身体でベツレヘムまで移動し、宿屋に泊まることもできず、初産であり、寝かせるベッドもなく、マリヤはストレスにさらされる連続だったでしょう。
赤子を寝かせるために何が最適か?
大急ぎで探した結果が石の飼葉おけだったのです。
その時のマリヤには子どもの命のために全力を尽くす気持ちだけがあり、後悔も不満も何もなかったのでしょうか?
私は、少しはあったと思います!
いえ、人間ならあった方が良いのです。
ストレスを感じる状況の時、悪い面だけ目につきがちですが、良い面もあります。
自分は今、つらさを味わっている、と十分に意識した上で、あえて良い面を見る方を選んでいくこと。
子育てには大変不利な状況の中、そのストレスのせいでマリヤの中には逆に生命力が湧きいで、大切な我が子との結びつきが強められていったのです。
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チャールズ・シュルツ氏によって描かれたスヌーピーの漫画は日本でも広く知られています。
今、その漫画の主人公たちの言葉が日本人の心を癒しているのだそうです。
深い信仰を持ったシュルツ氏のメッセージをスヌーピーが代弁しているからなのかもしれません。
NHKの特集によると、昨年(2014年)、働く未婚女性600人を対象に行われた調査で、最も共感されたのが、気の強い女の子ルーシーとの会話の一節です。
ルーシー
「時々、あなたがどうして犬なんかでいられるか不思議に思うのよ。」
スヌーピー
「配られたカードで勝負するしかないのさ。」
スヌーピー
「それがどんな意味であったとしても。」
「配られたカード」という石の飼葉おけを受け入れ、むしろそこに「赤ちゃんを寝かせる場所があった」と良い意味を作り出していく生き方。
これがストレス満載の現代、そして苦難が尽きない私たちの人生に対して、神が贈るクリスマスプレゼントなのです。
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救い主イエス様は、あなたの心が石のように固く、冷たくあっても、そこに宿って下さる御方です。
神からのプレゼントを心にいただき、これからの人生の方向を定めて参りましょう。
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